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[メキシコ]バハカリフォルニア半島総括

結論から言うと自転車で走るにはおすすめの場所である。アメリカ大陸を縦断する人はここを通過することは検討に値する。僕が走った12月は日中は少々暑く、夜は少々冷えるといった陽気だったのでベストシーズンかもしれない。

ロサンゼルスからのアクセスが容易という理由からメキシコの中では物価が高いが、人が少ないので車はさほど多くないし、キャンプもやりやすい。また、人が旅人慣れしておりやさしく、屋台のタコスやセビチェが美味しい。サボテンだらけの荒野を走るのは心地よく、半島のメインロードである1号線は海岸沿いも通っているので景色の変化を楽しめる。風は北から南に吹くことが多かったように思う。

観光ポイントとしては2,3月がシーズンのグエレロネグロ付近のクジラツアー、サンフランシスコ村の壁画、南部カリフォルニア湾側のダイビングだろう。距離はティファナからラパスで1500km程度でラパスから本島のマサトランへのフェリーは1200ペソ(約8400円)と自転車積載料金200ペソ(約1400円)と高いが、メキシコの中でも違う雰囲気が味わえるバハカリフォルニアは面白い。

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現在の鈴木について byサーバー管理人

管理人から伝言です。

鈴木ですが通信環境の悪いキューバにいたためブログの更新が行えませんでした。
現在はアルゼンチンにて元気に走っております。

以上です。

注:このサイトですがサーバー管理人として私のほうで保守を行っております。

[メキシコ]クリスマス、別れ

キリスト教国家のクリスマスに興味があった。けが人が続出するとの噂を聞き、なにかしらイベントがあることを期待してキャンプではなく町に滞在した。しかし宿のオーナー曰く、「皆家族と過ごすよ。」と。残念な男3人組はいつもより少し豪華な夕食を、少々の酒とケーキでクリスマスを祝った。

 

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アメリカで出会ってから苦楽を共にしてきたヨシ(ブログ)、カズ(ブログ)と僕はここで別れた。2人と一緒に走った1ヶ月ちょいの間、しばしば自転車で日本一周をしたときのことを思い出した。もう6年の月日を流れたが、当時大学2年生だった僕は夏休みに2人の友人と北海道から九州まで7000kmの道を駆けた。走っている場所も3人でいるときの雰囲気もあのときとは全然違うのだが、時折ふっと懐かしさを覚えるのだ。それぞれが日本一周を成すという想いを抱えていたことと、今回のそれぞれが世界一周を志しているところがどことなしにかぶるからだろうか。まるで身体の細胞が記憶を手繰り寄せるかのごとく、ことあるごとに2人の背中に懐かしみを感じた。

しかし、今まで自転車旅を含めた登山、カヌーなどのアウトドアを大学時代のサークル仲間と楽しむことが多かった中、今回はたまたま出会った2人との旅という点で大きく異なる。サークルの仲間は友人、年齢、アウトドアのやり方等々バックグラウンドに共通点が多かった。今回は初対面であり、2人はすでに2ヶ月程一緒に過ごしており、今までに至るまでの生き方、旅の仕方、旅の考え方など全てにおいて違いを発見する。そこに新しい気づきがあり、己の小ささを感じたり、自らの旅のスタイルの変化を得たのことは2人に感謝したい。

別れというのはいつも後ろ髪引かれるものだけど、僕らにはそれぞれの世界一周があり、その中で1ヶ月の間3人で一緒に走れるということはなかなかないのではないだろうか。僕にとっては出発から4日目に出会い、旅の始まりの期間を笑い合って過ごす友がいたことは本当に良かったし、色濃く鮮明に心に残った。次に会うのはこの旅の最中かもしれないし、日本に帰った後かもしれない。3人で再びサルー出来る日が今から楽しみで仕方がない。お互いの旅の無事を願って、僕は別れた。

 

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[メキシコ]転倒

旅に出る前に怖れていたものが2つある。それは「強盗」と「病気」である。自転車での旅を1ヶ月少々続けてみて、もう1つ追加したいのは「交通事故」。

バハカリフォルニア半島のの大半が路肩がなく、2台の車がぎりぎりすれ違える程度の幅しかないところもある。広大な大地が広がっているのだから、南北をつなぐ1号線くらいはもう少し道路幅を広くすれば良いのにと思うが現実はそうはなっていない。とは言ってもそこまでたくさんの車が走っているわけでもなく、道の遠く先まで見渡せるので、僕が自転車で走っていても後方から来る車は対向車線側に避けてくれることが多い。

しかし恐ろしいのは車がすれ違うポイントと自転車が重なってしまったとき、と、クレイジーなドライバーが対向車線に車がいないのにも関わらずこちらに寄せてくるとき。数キロ先まで見渡せる直線の道なので、もちろんスピードを出して走っている。トラックも多いので、近くを走られると鳴り響く音も恐怖だし、巻き起こる風も半端ない。

クリスマスの2日前のことだった。1号線上のロレトという町を過ぎたあたりを走っていると、クレイジーなドライバーがトラックを寄せてきた。その道はやや下りで、僕も25km/h程度のスピードで走っており、トラックが通りすぎると強風が発生してハンドルを取られた。自転車は窪んでいる路肩に突っ込み転倒した。幸い僕自身は膝をうった程度で問題はなかったのだが、、、自転車の後輪がゆがんでしまった。あーあ。後輪のブレーキを外し、こんなクリスマスプレゼントはいらん、と思いつつ漕いでいると、バハカリフォルニア半島2度目の雨に降られる。曇った空といい、僕の心を表しているようで切なかった。

 車輪
※ゆがんだ車輪の動画です。

 

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 このような道を走っていて、路肩に落ちた。